アブダビ政府主導の再生可能エネルギーに関する世界最大級のカンファレンス、 Abu Dhabi Sustainability Week / Future Sustainability Summitにコークッキングが招待され、Co-Founder の伊作がスピーカーとして参加してきました。

今回登壇したのは、イベント二日目「Eat your Leftovers!」というタイトルの、フードロス削減にフォーカスしたセッション。TABETEはそのセッションの基調講演として招待されていました。世界の文脈と日本固有の文脈を交えつつ、フードロスの問題やその改善に向けた取り組みについて話しました。その後は、世界中から集まった名だたるフードロス関連のプレイヤーたちによるパネルディスカッションが続きました。
その後、スマートIoTゴミ箱とそれと関連するレストランでのフードロス管理のプラットフォームを開発しているWinnowが、パネルディスカッションに続いて再び登場。Winnowは昨年5月、UAEの気候変動・環境省と正式に協定を結び、全首長国に渡ってフードロスを減らしていくことを宣言しています。今回はその途中経過として、2018年だけで150万食をレスキューしたことを発表していました。会場にはアラブ首長国連邦大統領でアブダビ首長のSheikh Zayed Bin Sultan Bin Khalifa Al Nahyan も登場し、プレスも大勢駆けつける大々的な発表となっていました。
イベントではこの他にも気候変動や「ブルー・エコノミー」など、数々のサステナビリティ周りのホットトピックを扱ったセッションや展示に、全世界からプレイヤーが集まっていました。これだけの人を一箇所に連れてくる事自体がアンサステナブルなのではと思うけれど、どうやらこの地域で石油関連の話は少しデリケートな話題みたいでした。石油への依存性やその必要性を認めつつも、どうやって再生可能なエネルギーと代替していくかが大切だという話が、各国の政府陣から何度も飛び交っていました。
そんな不思議な雰囲気の漂う、世界最大の再生可能エネルギーに関するカンファレンス@アブダビでした。