パターン・ランゲージ
スローフードユースネットワーク主催「アジア食の未来会議」開催!
アジア各国、日本各地から集まった代表メンバー50名を対象としたキャンプと、多様なプログラムで構成された一般公開の食のイベントで構成された、全3日間のイベント「We Feed the Planet ~アジア食の未来会議~」が11月3~5日に神戸市で開催されました。コークッキングのメンバーも運営チームの一部として動き、川越が合宿中の食事のシェフを担当したり、伊作が本イベントの肝である全二日間のワークショップをファシリテーションしたりしました。
グローバルレベルの話し合いはもちろん大切だけれど、国際社会の場ではアジア地域の話は薄まってしまいがち。
そんなモチベーションから「アジア」を中心においた話し合いの場を設けるために、神戸の里山にアジア中から50人の食の若手リーダーが集まりました。
生産者に起業家に教育者、カンボジアに南牧村にキルギス、それぞれの分野の専門知識と、それぞれの地域の当事者経験を持った代表メンバー。
向こう三年間、2020年までにアジアの食の若手リーダーとして何ができるか、寝食をともにしながらひたすら考え続けた「アジア食の未来会議(We Feed the Planet)」でした。
まずは丸半日かけてアジアや各国に特有の問題構造を洗い出したあとは、夜通し議論を続けながら、少しずつそれを未来を描く「ことば」に変えてゆく。さすがはみんな食の当事者、普通の大学生で行えば数十分で終わってしまうワークショップもそう簡単には終わらず、みんな自主的に睡眠時間を削って議論を続けていました。
新しく生まれたアイデアや発足したプロジェクトはもちろん重要だけれど、こういうカンファレンスの目的はそこだけじゃない。
普段は一人でぐるぐると考えることが多い食の若手リーダーたちが国境を超えて、より本質的な共通性を持った仲間と一堂に会す。その状況が生まれるだけで、それぞれがもやもやと感じていたことが自然と言語化され始め、深い理解と共感と安心感が生まれてくる。
ワークショップはその促進剤になれればいい。
いつものことだけれど、もちろんスタートはこれから。実際にワークショップからは本当に素敵なアイデアの粒がたくさん生まれて、それらは代表メンバーの中に未来の種として植えられたはず。たくさん生まれたアイデアの中から、どれが次第に発芽するのか、いまから楽しみです。